夜の風は思ったよりも冷たかった。
曝された肌に当たる風は痛かった。
何か上着でも羽織ってこればよかったと後悔した。
目を瞑ってもどうしても眠れなかった。
そうこう寝れないで何時間も経ってしまった。
だから、そっとマサト達を起こさないようにポケモンセンターを出た。
そして、ポケモンセンターから少し離れた公園まで行き。
ベンチにすとんと腰を下ろした。
昼はコーディネーターとポケモン達でにぎやかだったこの公園も夜には誰もいなく静か過ぎるほど静かだった。
聞こえる音は風の音と自分の吐く息だけだった。
今日の昼にあったコンテストは惜しくも優勝出来なかった。
自分のミスで勝てなかった。
自分のせいだってわかってる。
だから、悔しくて悔しくて‥
落ち込んでいても仕方がないってわかっていても落ち込んでしまう。
落ち込まないように振舞おうと思えば思うほどに落ち込んでしまう。
その時。
「ハルカ」
そう後ろから急に呼ばれた。
とくんと自分の心臓の音が聞こえた。
後ろをわざわざ振り返り誰かを確認しなくてもサトシだと声だけで判る。
「サトシ‥」
とくんと鳴った心臓の音が聞こえないようにゆっくりと振り返った。
「こんな時間にどうしたんだよ?」
「ちょっと寝れなかったから‥」
「はぁ‥」
完全にわざとおおきなため息をついたサトシ。
そのため息の理由がわからず聞いた。
「何?」
「お前な、こんな夜遅くに一人で出歩くなよ。万が一ロケット団が出たらどうするんだよ。
危ないだろ。」
「でもポケモンもいるから大丈夫‥」
「そうじゃなくて、心配だろ。‥マサトもハルカになにかあったら心配するぜ」
「ご、ごめんなさい」
そう怒られると思わなかったので素直に謝った。
「あ、いや‥」
「‥‥‥‥」
「‥‥‥‥‥」
いつもなら沈黙も気にならないのに今は沈黙が嫌になり急におしゃべりになる。
「き、今日のプラスル可愛かったかも。
コーディネーターのサラさんもポロックの作り方のコツとか教えてくれたりしていい人だったし‥」
「ハルカ‥」
言葉をさえぎるように名前を呼ばれた。
それでも一度黙ってしまったら泣きそうで。
呼ばれたことも無視して言葉を並べた。
「やっぱりチイラの実はいいんだって。それを混ぜて今度はポロック作って‥」
「ハルカ」
今度は先ほどよりも強く呼ばれた。
「‥‥‥」
これにはさすがに黙ってしまう。
「落ち込んでるのか?」
とくんとくん。心臓の音が早くなる。
すとんと急所をつかれた。
「お、落ち込んでなんかないかも」
そうは言って。強がってみたけれど。
サトシには言い訳や嘘がつけなくて。
堪っていた涙が溢れた。
「せっ‥せっかく‥エネっエネコも頑張ってくれたのに。
私のせいで負けちゃって。」
涙でぐちゃぐちゃでちゃんと言葉にならない。
それでも最後までサトシは話を聞いてくれて。
そして。
「ハルカ頑張ってベスト出したんだろ。次は優勝出来るさ。
ハルカどんどん頑張って強くなってるじゃないか。
俺もハルカの頑張りを見て頑張ろうと思うんだぜ。」
そう言われてふと涙が止まった。
そして、サトシの顔を見ると。
「な?」
と言わんばかりの強気なサトシの表情に自分も笑顔に戻るのが判る。
「うん。次は絶対負けないかも。」
「おう、次は冷静に戦えよ。ハルカはいつも熱くなり過ぎるんだぜ」
「な、何よ。それはこっちの台詞かも。
いっつもサトシのバトルには冷や冷やさせられるんだからっ」
他愛のない会話が何故か心地よくて。
隣にいてくれることが嬉しくて。
ちゃんと見ていてくれることが。
「ほら、帰ろうぜ。マサトやタケシが心配しない前にな」
そして。手を差し出された。
「うん。マサトってば心配性だから」
そう答えて。とくんと鳴る心臓の音が聞こえたが。
差し出された手をとった。
「うゎ、お前手冷たいなぁ」
「サトシの手が暖かすぎるのかも。お子様は体温が高いって言うしね」
暖かいサトシの手が優しくて。
思わず憎まれ口を叩いてみたけれど。
繋いだ手が暖かくて。
どきどきしてたのは内緒の話。
後書きという名の言い訳。
もはや何もいえないくらいにやばい;
なんじゃこりゃ;;すみませ‥文字書くのも何ヶ月ぶりなのから‥な私にはこれが‥
しかもキャラつかみきれてないし(汗。色々訂正の必要なものばかり(涙。
最後とか途中で意味わならなくなって中途半端に終わっちゃったしなぁ‥。